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執筆者の写真Misawa Sayaka

なぜクラシック音楽なのか?


皆さんはどんなジャンルの音楽が好きですか?


私はロックもポップスでもジャズもアニソンも(?)・・・まんべんなく大好きです!

音楽の持つ大きな力とは「感動」です。

ただ、感動は音楽が勝手に与えてくれるものではなく、

人が持つ尊い能力こそが「感動する力」だと思ってます。

音楽はそんな人の持つ「感動する力」を最大限に引き出してくれる不思議な力がありますよね。

ただ、"クラシック音楽"にしかない感動が確かに存在し、

その理由が、この1年83回のコンサートへ足を運び、海外の音楽祭に行ってみて、少しづつわかってきました。


人の心のバランスというのは 

感情、知性、理性、本能、4つのバランスから成り立ってます。

なので、感情の問題は知性で解決し

本能の問題は理性で解決すると、バランスが取れるということですね。

ロックやポップスやジャズは自分の想いを思いっきりぶつける!魂をぶつける!

という特性からすると、「感情」に働きかける音楽だと思います。

(もちろん緻密に色々な計算もされていると思いますが)


ではクラシック音楽は??

もちろん輝かしいメロディーは心を明るくし、哀愁漂う曲想に物思いにふける。

そういう意味ではクラシック音楽も「感情」に働きかける音楽でもありますが

感情だけでしょうか? クラシック音楽は聴けば聴くほど、新しい発見や気付きに出会う瞬間が幾度となくあります。

噛めば噛むほど味が出る。スルメみたい!笑

そりゃそうです。

500年以上もの歴史を持つ音楽は、クラシック音楽しかありません。

例えば

ショパンのあの有名なピアノ曲だって約200年前に作曲された曲を

今この時代に誰しもが耳にしたことがあって、演奏されることもたくさんあるって

よく考えたら(よく考えなくても?)すごいことです!

例えば

音楽、劇、美術、すべてが揃った総合芸術であるオペラはどうでしょう?

オペラの中には、生きて行く上でかけがえのない智慧がたくさん散りばめられています。

それは現代のような映画やドラマのように直接的なセリフや、わかりやすいシチュエーションではありません。

どちらかとえば抽象的で、わかりにくい言葉や、一見、難しい表現もあるような気がします。

けど、わかりにくいということは、聴き手の解釈の幅が広いということ。

自分なりに、深く読み取ることもできるということ。

そして、直接的でイージーな表現というのは

一見わかりやすく感じますが、聴き手の捉え方を限定してしまします。

だから、二度、三度と聴きに行きたくなっちゃうのがオペラだなと・・・

なんとなく人の無意識に響くところがあるのですよね。

それから作曲家の生涯を辿ると、苦悩や喜びの曲想の中から

今を生きる私たちが受け取れるメッセージがたくさん感じ取れます。

その中には感情だけでなく、知性、理性、本能、全てが隠されています。

理性は哲学に近いものがあるような気もしますね。

まとめます。

クラシック音楽には心のバランスに必要な4つの要素が散りばめられていると言えます。

だから、人の心に響く。

だから、感動する。

だから、発見がある。

もっと言えば

だから、生活や仕事の活力にもなると思っています。

美竹清花さろんでは

そんなクラシック音楽の持つ大きなパワーに触れる場となります。

気付きは財産。


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